海難救助訓練のススメ
更新日:2 日前
数年前、逗子海岸沖でケガをしました。
海面が荒れている日の早朝、うっかり落水した際にボードが裏返り、フィンで腕を切ってしまいました。
出血が多く、持っていた髪ゴムで傷口をしばりました。手は動かせたのですが、「これは・・大丈夫かな・・」と不安があり、周囲を見回しました。
荒れたコンディションの早朝で海に出ている人はほとんどなく、50mほど先に一人乗りカヤックが2艇だけ見えました。あちらからは私のことは、波間にかくれて見えていません。
近くまで漕いでいき、カヤックに向かって「すみません!!ケガをしちゃいました!」と叫びました。
その2艇は、カヤックの先生と、その先生のクラブのメンバーさんでした。私が「レッスン中に申し訳ありません・・自分で漕いで帰れると思います」と言うと、先生は私の傷を見て、「陸まで一緒に行きましょう」と、メンバーさんも一緒に、浜に上がるまでずっと併走してくださいました。「早く気がつかなくてごめんね」とまで・・(涙)。
私は「自分で戻れます」と言ったものの、戻る途中、痛みで何度かくらっと意識が遠くなるような時がありました。医療関係の仕事をされている先生で、ずっと私に声を掛けながら、「この傷は救急車を呼んでよいケガです。呼んで大丈夫。」等々、陸に上がってからの行動をアドバイスしてくださり、波打ち際から私のボードを安全なところまで運んでくれました。ずっと併走をしてくださり、本当に心強かったです。
その翌年、知人女性が逗子沖でのSUPサーフィン中、フィンで足をざっくりと切ってしまいました。海に長けた方でしたので、「自分で漕いで帰れる」とのことでした。ちょうど近くにいたベテランの方が、「自分のボードの方が長い(安定がよい)から」と、ボードを自分のものと交換させました。
私は自分の経験から、「陸まで併走しよう」と思い、話しかけながら併走しました。途中かなり痛そうでしたが、なんとか湾内までたどりついたので、数メートル先でSUPを漕いでいた男の子に「すみません!!ケガをしてます、手伝って下さい!」と叫びました。すぐに来てくれ、波打ち際からクラブハウスまで、彼女を背負っていってくれました。私の力ではとても無理でしたので助かりました。私は二人のボードを安全な場所に運びました。
私と知人のこの件は命に関わるケガではなかったですが、「みっともない、他人に迷惑をかける」と、普段ならあまり言えない性格が、「人に助けを請おう」と思い切って叫べたことがよかったと思いました。一人だったら、陸に着く前にくらっときて落水していたかも・・と思います。
735styleの海難救助訓練では、「自分の技量に応じた」行動を第一とし、助けようとして自分までも危険に陥ることはあってはならない、ということが大前提です。また、救助法だけではなく「助けられる側」も体験することで、さらに理解が深まります。周囲の人と協力、役割分担をすること、そのためには大きな声で協力を求める、それが自然にできるようになります。まずはそこから! ぜひ参加してみて下さい。
(735style サポーター談) ☆次回の海難救助訓練は、2026年10月25日㈰、年内最後です。




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